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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】懐古趣味は嫌いなはずも…今なら「73年式ポルシェ」ツマミにワイン2本はいける (1/3ページ)

 仲間のバイク屋オーナーが、オートバイの業者オークションの落札データをこっそりと見せてくれた。これは中古バイクの仕入れ値段がそのまま分かってしまうものなので、一般的には表に出ていない。

 トップ落札の欄を見てみろという。見ると、およそ中古オートバイの値段らしからぬ、数百万円という数字がいくつも並んでいた。

 しかしその車種は、高価なイメージがあるアメリカの「ハーレー・ダビッドソン」やイタリアの「ドゥカティ」ではない。日本製の1970年代から80年代前半のスポーツ系オートバイなのだ。それも当時の新車価格としては50万円もしなかったような車体が、極上な場合では10倍以上で取引されているケースも少なくない。

 4輪でも少し前から騒がれているが、実はオートバイにおいても、80年前後の日本製オートバイが世界的に「異様」な高騰をしている。

 世界中、みんな考えることは同じらしく、私から上くらいの中年男子たちが、若い時分に乗っていたオートバイに再び乗りたくなり「オトナ買い」をしているのだ。

 そのブームに気がついた業者による投機目的の買い占めと、コロナおこもり需要(?)が刺激して、さらなる高騰が進んでいるのだ。こんな現象は84年に私が免許を取得して以来一度もない。

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