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【ノマドの窓~渡る世間はネタばかり~】洋食屋さんで「欲張り定食」を注文、厨房に大きな声で「こちらのお客さん欲張り」と…そこに気遣いはあるか? (1/2ページ)

 客商売というもの、何よりも「お客様ファースト」が基本です。客が心地良く過ごせる時間と空間を提供するのが鉄則。「もちろん、うちはそこ、従業員にも徹底的に教え込んでます」という店主の方々も多いでしょう。しか~し! たとえそのつもりでも、客にとっては迷惑千万、全然サービスになってない、気分を害することが多いのも事実です。

 例えば、洋食・和食・中華を問わず、一般向けお気軽飲食店において、半透明の水入りポットが各テーブルに置いてある、あれ。開店時間には水が満タン。客はそれを手にして、自分でコップに注ごうとする…ビショワチャジョバッ! わぁ~、入れ過ぎ! あれね、8割ぐらいでいいんです。満タンは返って困ります。

 あと、某ラーメン屋さんでこんなことがありました。カウンター10席程度の小さな店。先客はいなくて、私、入店。「いらっしゃいませ!」と店主の言葉も明るく、好印象。そこは「担々麺系専門」とか「つけ麺をメインに」という類の、何かに特化した店ではなく、醤油・塩・味噌と各種あり、つけ麺も出すところ。「味噌下さい」「はいよ、味噌。ありがとうございます!」と受け答えも気持ちいい。

 ほどなくして提供され、私が機嫌良く食べていると、四十がらみの男性が入って来た。彼は席に着くと「ん~っと…」とほんのわずか迷い、店主に「何かオススメは?」と尋ねた。すると店主、相変わらずの明るく屈託のない口調でこう即答したのです。「うちは、つけ麺ですね! 断然。はい」

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