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短編ドキュメンタリーなど4作品を同時上映 「第10回ポーランド映画祭」東京・恵比寿、28日まで

 第10回ポーランド映画祭が、東京・恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館ホールで開催中だ。28日まで。

 特に今年は名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の生誕80年とあってカンヌ国際映画祭で女優賞などを受賞した代表作『ふたりのベロニカ』(1991年)と、短編ドキュメンタリー4作品を同時上映する。

 巨匠アンジェイ・ワイダ監督の没後5年でもあるので、映画史に燦然(さんぜん)と輝く『灰とダイヤモンド』(58年)を上映する。同時に『アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション』(2016年)も上映。これは若き日に『灰とダイヤモンド』を見て衝撃を受けたマーティン・スコセッシ監督がワイダ映画への熱い思いを語るものだ。

 また『惑星ソラリス』の原作者であるスタニスワフ・レム謎に挑んだ『ソラリスの著者』(16年、ボリス・ランコシュ監督)というドキュメンタリーを上映。ユダヤ知識人の家に生まれホロコーストを生き延びSF界に新たな地平を切り開いた著者の秘密に迫る。レムが残した8ミリや肉声などファンにとって垂涎(すいぜん)ものだろう。 (望月苑巳)