ゴマキ、あの笑顔の裏に…夫の死で酒に溺れた母壮絶人生

2010.01.26


後藤真希【拡大】

 モーニング娘。の元メンバーで歌手、後藤真希(24)の母、時子さん(享年55)の転落死は、家族だけでなく地元の関係者にも大きな衝撃を与えている。23日深夜、東京都江戸川区の自宅3階から転落した時子さんは自殺の可能性が高いとみられているが、親族や親しい知人らは「やはり、あのことが尾を引いていたのか…」と顔を曇らせる。何が時子さんを死に追いつめたのか−。

 転落死から一夜たった25日未明、時子さんの遺体は江戸川区の自宅に戻った。関係者によると、真希は1階のリビングに安置された遺体に寄り添い、「心配しないでください」と気丈に振る舞っていたものの、食事ものどを通らないほどの悲しみに暮れているという。

 かつて居酒屋を経営していた時子さんは、近所でも評判の“肝っ玉母さん”で、誰からも好かれていた。その半面、以前からかなりの深酒癖があった。今回も酔った末の転落死とみられているが、時子さんと酒を結びつけたものは何か。親族の男性はこう明かす。

 「もともと酒好きだったが、それが尋常ではなくなったのは、1996年10月に栃木の男体山で夫の勝一さんが転落死したのがきっかけ。時子さん夫妻と姉弟4人でハイキングに出かけた際、キノコを採るためにがけを登った勝一さんが、家族全員の目の前で滑落してしまったのです。おしどり夫婦として居酒屋を営んでいた時子さんの衝撃と落ち込みは激しく、肝硬変でたびたび入院するほど酒に溺れてしまったのです」

 その後、真希がモーニング娘。でブレーク。2002年には数千万円ともいわれる建築費用を真希が全額負担し、実家を現在の3階建てに建て替えるなど、一家は明るさを取り戻したかに見えた。中でも、時子さんの心の支えとなっていたのが、姉弟4人の末っ子で長男(元タレント)の存在だった。非業の死を遂げた勝一さんは近所でも評判の2枚目で、長男はその勝一さんにうり二つだったからだ。

 だが長男は07年10月、地元の友人らと自宅近くの工事現場から銅線を盗み、警備員にケガを負わせた強盗傷害で逮捕。懲役5年6月の実刑判決を受けた。時子さんは月3回、刑務所に服役中の長男の接見に欠かさず顔を出していたという。

 「時子さんにとって長男は夫の忘れ形見そのもの。3人のお姉さんたちとは比較にならないほど溺愛していました。甘やかしすぎた結果があのような事件につながったともいえますが、長男が服役したことで、時子さんの精神はプッツリ切れてしまった。居酒屋の売り上げ低迷などに悩んでいたのは確かですが、死を意識したきっかけは、やはり夫と長男のことでしょう」(親族の男性)

 地元中学で時子さんの先輩だったという会社経営者も「近所の保育園では最近まで、服役中の長男の娘3人を送り迎えする姿をよく見かけましたが、スラリとした長身で華やかだった外見はなりを潜め、ここ数年はノーメークで明らかにやつれた様子でした」と話す。

 地元の地主の長女として生まれ育ち、55年間一度も地元を離れることがなかった時子さん。その時子さんが命を絶つことを決めた場所は、かつて長男が独身時代に使っていた部屋だったという。

 通夜は27日、告別式は28日。いずれも地元・江戸川区で執り行われる。

 

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