押尾もハマったMDMAとは?手軽さで人気も副作用で最後は地獄

★「女はイキッ放し 男は持続力上がる」

2010.09.07


6日の押尾裁判証人の証言【拡大】

 「じっとしていられなくなり、歯を食いしばったり、汗が出てきたりした」「テンションがとても上がった」−。6日に行われた押尾学被告の審理では、押尾被告とともに合成麻薬MDMAを使った女性が出廷し、死に至るドラッグセックスの実態を次々に証言した。

 法廷では、押尾被告が米国から危険を冒してMDMAを持ち帰っていたことや、女性を執拗にドラッグセックスに誘う性癖も明らかになった。一体なぜ、押尾被告はこれほどMDMAにハマッたのか。

 「体に入れて20、30分もすると、ハッピーな気分になれる。その状態で女とセックスすると、なんともいえない一体感が味わえるんです」

 こう証言するのは、MDMAを3年近く使用した経験のある都内の会社員男性(31)。約10年前に都内のクラブでMDMAを知り、趣味のダンス音楽で長時間踊り続けるために使用していたが、やがて恋人との性交時にも使用し始めたという。

 「ラブドラッグともいわれるように、とにかく隣にいる人のことが好きで好きでしようがなくなる。感度が上がって、一度女がドン決ま(ハマ)ったらイキッ放し。男は勃起力も持続力も上がるのです」

 錠剤で手軽に服用でき、覚醒(かくせい)剤のような強烈な依存性もない。その手軽さが若者らの人気を集め、「7年前に押収量がそれまでの2倍近くに急増。以後も増え続け2006年にピークを迎えた」(捜査関係者)という。だが、麻薬は麻薬。いったん依存に陥ると副作用に苦しめられることになる。

 関東信越厚生局の元麻薬取締官は「服用を続けると、耐性ができて効きが悪くなる。それまでと同じ効果を得るには服用量を増やさなければならなくなり、過剰摂取で死亡するリスクも高まる」と言う。

 事件発生まで服用を繰り返していた押尾被告の場合も同じだ。快感持続のために使用量が増えたことが田中さんの死につながった可能性が高い。

 「セックスに用いる場合、女性に飲ませたときの反応に興奮する者もいる。より反応のいい女性を求めて行きずりの相手とのセックスを重ねるのです。もうひとつ、MDMAで怖いのは、劣悪品が多く出回っていること。不純物の中毒症状で命を落とすこともあります」(元取締官)

 その危険性を認識していなかった押尾被告は、やはり愚かというしかない。

 

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