吉本芸人を襲う“すい炎”の恐怖 放送作家が気になる指摘…

2011.01.17


チュートリアル福田【拡大】

 お笑い芸人の間で「すい炎」の恐怖が広がっている。今年に入ってチュートリアルの福田充徳(35)が急性すい炎を発症。木曜レギュラーを務めるフジテレビ系「笑っていいとも!」など9本のレギュラー番組を抱える売れっ子が入院を余儀なくされた。

 昨年は7月には中川家の兄・剛(40)、8月に「大木こだま・ひびき」のひびき(55)、10月に次長課長の河本準一(35)と急性すい炎で倒れる吉本芸人が相次いだ。

 この病気、ストレスにさらされ、付き合いの酒席が続くサラリーマンにも決して無縁ではない。その正体をキッコーマン総合病院院長の久保田芳郎医師(消化器外科)が解説する。

 「すい臓で作られたすい液は、通常は十二指腸で胆汁と混ざって活性化され、消化酵素としての働きを示すが、これがすい管の中で活性化してしまうと、すい臓自体を消化しようとする“自己消化”がおきる。これがすい炎のメカニズムです」

 アルコールの多飲や胆石などが原因になることが多いが、原因が特定できないケースもあるという。お笑い芸人に増えている理由は、わかっていないが、バラエティー番組を担当する放送作家が気になる指摘をする。

 「テレビ番組の予算が削られるなか、広告主とタイアップが容易な全国のうまいもの巡りや、ランキング形式の番組が増えている。“大食い要員”としてお笑い芸人が重宝がられているのも一因では?」

 われわれサラリーマンの場合も「健康診断で血液検査の項目のうち『血中アミラーゼ』が高い人、普段から大酒を飲む人、また睡眠不足やストレスで免疫力が低下している人などは要注意です」と久保田医師。

 特徴的な症状は「左背部痛」で、これはかなりの激痛。多くは救急車を呼ぶ騒ぎとなる。

 「この状況で食事をすると、さらに酵素が出て症状を悪化させてしまう。早期で治療が始まればいいが、放置すると“自己消化”が周囲の臓器に及ぶこともあり、さらに消化されて壊死した臓器が細菌感染をおこすときわめて重篤な状況に陥る。状況を見誤ると死に至ることもあるので、十分な注意が必要です」(久保田医師)

 年末年始の暴飲暴食のツケを払わされないように酒席はほどほどに。

 

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