“失踪の深層”リポーター残酷物語…収入激減、一家離散も

2011.09.16


 奥山英志さん【拡大】

 ワイドショーで約30年にわたり事件リポーターを務めた奥山英志さん(62)が、今年の春から行方不明になったまま騒動になっている。実は奥山さんのようなケースは珍しくないという。

 奥山さんの失踪が明らかになった13日以来、民放各局の情報番組では、かつての仕事仲間が連日「奥ちゃん、連絡をください」と呼びかけている。

 独り暮らしの部屋には「パスポートは置いたまま。通帳だけ持って出たようだ」(リポーター仲間)というから、国内で何かに巻き込まれたのか。あるいは、何かに追われているのか。

 「奥山さんに似たケースは珍しくはない。仕事を失ったリポーターが、その後は連絡が取れないケースはいくらでもある。そもそもリポーターほど不安定な職業はないんです」と明かすのは、情報番組の放送作家。

 十数年前、有名リポーターが出演していた番組が終了した。彼の仕事は全くなくなり、収入が途絶えた。年収は1000万円から30万円に激減。離婚して家族は離散したという。

 「数年後、彼に会うと、その筋の人間と地上屋の手先になっていた。とくに事件リポーターの場合、そのつど仕事を請け負うので専門分野を持ちにくい。家賃の支払いが追いつかず、消費者金融の世話になった人もいます」(先の放送作家)

 別の有名リポーターは、昨年レギュラー番組を降板した。

 「彼のギャラは1本15万円。テレビ不況から制作費の圧縮を言われ、7万円に値下げを提案したが拒否された。蓄えがあり、実家も裕福だったため生活には困ってないようです」(プロダクション関係者)

 一方で、リポーター予備軍の台頭も見逃せない。

 「いったん地方局に就職したアナウンサーが、どうしても東京で生活したい、と退社して芸能プロに所属してキャスターやリポーターに転身するケースも多い。しかし、人気や実力がなければレギュラー番組は、つかめない。地方局の局アナ時代よりも収入が減ったため、見切りをつけて、サラリーマン、OLに再就職する人もいます」(民放ディレクター)

 奥山さんは東日本大震災があった3月11日を最後に音信が途絶え、家族が神奈川県警に捜索願を出している。初めての家賃の滞納があり、自宅には洗濯物が干され風呂の浴槽にも水が張られたまま。どんな事情があったのか、ナゾのままだ。

 

注目情報(PR)