アイドル歌手もハマった“闇紳士”の秘密クラブ…大王会長も餌食?

2011.10.15


六本木界隈に密かに拡大している闇人脈のプレースポット。財界人や芸能人が集まる「サパークラブ」や、治外法権の施設で開かれるとされるカジノでは、カタギの人間が裏社会に取り込まれていく【拡大】

 暴力団排除条例の施行以降、暴力団のみならず、その周辺にうごめく怪人脈にも注目が集まっている。芸能、財界人に取り入る女衒(ぜげん)や、カネのにおいに敏感な詐欺師−。世間を騒がせた数々のスキャンダルに度々登場。先日、巨額な私的借り入れで辞任した大王製紙の井川意高(もとたか)・前会長(47)にも彼らの影がチラついていた。その闇の紳士たちが網を張るのが東京・六本木を中心に密かに拡大する、数々のプレースポットだ。

 約84億円もの巨額な使途不明金が発覚し会長職を追われた大王製紙の井川氏。創業家一族で東大法学部卒という華麗なるエリートは、どこでどう選択を誤ったのか。夜ごとの宴とカジノ三昧など活発な“社外活動”が報道で露呈。会社側が井川氏を会社法違反(特別背任)の疑いで刑事告発する可能性もあり、事件化の様相すら呈してきた。

 六本木の裏事情に詳しい会社経営者がこうささやく。

 「単なる遊興だけで、あれだけの額を浪費できるものではありません。前会長の周辺には、暴力団関係者や女性を斡旋するブローカーのような飲食店経営者など、怪しい輩がうようよしていたようです。そういう連中のカモにされたのではないか」

 六本木周辺では、こうした闇の紳士が複数うごめき、「“顧客”にはIT企業の有名社長の名も挙がっている」(先の経営者)といい、昨年11月に起きた歌舞伎俳優、市川海老蔵(33)の殴打事件との関連が取り沙汰された者もいる。

 彼らは一体どこで人脈を広げ、ターゲットを定めるのか。その舞台のひとつが「サパークラブ」というプレースポットだ。

 「六本木や西麻布を中心にここ2〜3年で次々と開店しています。キャバクラなどのように男性限定ではなく、女性の同伴も可能。飲みながら男性スタッフによるショーが楽しめる趣向で、ホストクラブとショーパブの中間のような感じ。仕事帰りのキャバクラ嬢にも人気を集めていますよ」(六本木のビルオーナー)

 派手な看板を立てずに、テナントビルの一室に入居してこぢんまりとしたスペースで営業する店がほとんど。だが、もの珍しさも手伝って、パーティー好きの財界人や芸能人に人気が高い。タレントやお笑い芸人の卵がスタッフとして働く店もある。

 なかでも紅白出場経験があるバンドのリーダーが営む「M」は、薬物絡みの事件を起こした押尾学被告(33)が頻繁に出入りし、六本木交差点近くにある「K」には最近米国でソロデビューを果たしたアイドル歌手Aやお騒がせタレントSらが通い詰めていたという。

 諸外国の大使館や領事館などの施設も闇の紳士の“現場”だ。事情に詳しい飲食店経営者がこう明かす。

 「施設の一角でカジノが開かれてるのです。大使・領事館は治外法権で日本の法律が及ばない。摘発の心配もなく安心して遊べるのでギャンブル好きの金持ちに人気でした。特に、アフリカ圏の国の外交関係者が、建物のフロアを間貸しするケースが多かった」

 そんな特殊な空間で、警戒心を抱かせずにターゲットとの距離を縮めていく。「その振る舞いが驚くほど自然」(先の経営者)なのも彼らの特徴。気づいたときにはすでに“顧客”になっていた…という目に遭わないように気をつけたいものだ。

 

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