あれミタ? とネット上の口コミが広がる形で、ついに視聴率が30%の大台目前となった松嶋菜々子(37)の主演ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)。無表情で不気味な家政婦を松嶋が怪演、11月30日放送分(第8話)の平均視聴率が29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今年放送されたドラマで最高となった。松嶋のギャラもグンと上がるのか?
「全部脱いで!」
「承知しました」
「隣の家をメチャメチャにして!」
「承知しました」
雇われた家で従順にかしづく家政婦役の松嶋が際立つドラマは、視聴率がうなぎ上りだ。
「キャスティングを優先した木村拓哉の『南極物語』が伸び悩んでいるのと対照的に、『家政婦のミタ』はキワモノ的な台本ありきだった。その期待に応えて、年齢相応のシワを隠さず、“背水の陣”でのぞんだ松嶋に手柄が舞い込んだ形」と話すのは芸能評論家の肥留間正明氏。
松嶋は、ここ数年、テレビドラマに出演する女優では最高ランクのギャラ水準で、1本250〜300万円(推定)だった。
ところが、結婚と2児の出産を経て、一時芸能界から距離を置いたため主役が遠のいていた。その間、各局の経費節減が徹底し、「ドラマ1本で俳優全体に割ける人件費は800万円まで」(民放スタッフ)と、バブル期の3分の1以下に。
局側からは、100万円前後の女優が重宝がられ、プロダクション側も一度に多くのギャラを手にするより「継続的に使ってもらえること」を主にパイプを築いている。
このため、松嶋にとって千載一遇だったチャンスを見事にモノにしたことになる。
「これだけの数字が取れれば、高額ギャラも足かせにならない。今後はスポンサーが集めやすく、次回作もオファーが殺到するでしょう」(大手広告代理店のテレビ担当)
では、松嶋のギャラは、さらに上がるのか?
「すでに最高ランクなので、上がるというよりは、仕事が途切れなくなる。スペシャルドラマであれば、500万円ぐらいにハネ上がるかもしれない」(放送作家)
下手すれば自身のイメージを左右しかねない難しい役を「承知しました」と受け入れた松嶋の勝利か。(⇒主な女優のギャラランク)
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