水木しげるに影響“のんのんばあ”がブロンズ像に!

2012.04.10


「のんのんばあ」のブロンズ像除幕式が島根県出雲市の一畑薬師で行われた【拡大】

 漫画家、水木しげるさん(90)に妖怪の存在を教え、後の作品に大きな影響を与えた「のんのんばあ」のブロンズ像除幕式が島根県出雲市の一畑薬師で行われた。水木さんに加え、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で一躍有名になった妻の武良布枝さん(80)も出席。普段は寒〜い山寺も、1000人以上が訪れて大盛況となった。

 のんのんばあは実在の人物で、水木さんの作品『のんのんばあとオレ』(ちくま文庫)にも登場。水木さんの生家のお手伝いさんとして働き、古くから伝わる妖怪やお化けを現実の出来事のように、多感だった少年時代の水木さんに聞かせ、大きな衝撃を与えた。

 のんのんばあが一畑薬師の熱心な信者だったことが水木さんの証言で判明。近年、敬虔な参拝客が少なくなり、寺の周辺はすさまじく寂れていた。このため、1993年に水木さんの故郷、鳥取県境港市にできた妖怪ブロンズ像の通り「水木しげるロード」にあやかろうと、地元有志が寄進を呼びかけ、JAや建設会社などが応じて完成に至った。

 8日に行われた式典で水木さんは「いや〜、たくさん人がきて愉快。のんのんばあは家に来て飯を食っていたが、一畑さんと(祈祷を)私がベビーのころからやってた。それにしても、90歳にもなると恥ずかしいという気持ちがなくなり、何でも平気になる。ハハハ」とまだまだ元気な笑顔が絶えなかった。

 

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