“入れ墨チェック”橋下市長はやり過ぎだ!

2012.05.23


橋下徹大阪市長【拡大】

 誰もしっかりと文句を言わないのであえて言う!! 密かにブームになった「入れ墨(刺青)キューピー人形」の携帯ストラップをプロデュースしたのは何を隠そう私だ。100万個売れた。ヘアヌード写真集『女肌・絵』(モッツ出版)では全身に刺青を入れた女性6人の蛮行を暴き、通販で8000円という高額にもかかわらず大ヒットさせたのも、私だ。

 大阪市は橋下徹市長の意向で教育委員会を除く職員約3万000人に入れ墨の有無を尋ね、入れ墨をしていた職員は110人と判明、ゴミ収集などを担当する環境局が73人を占めたそうだ。その上で、橋下市長は、レディー・ガガのタトゥーにも触れ、「ガガが大阪市職員になるなら断る」とまでヒートアップした。

 「サンデー・ジャポン」(TBS系)の創成期、私はサンジャポ“裏ファミリーのドン”として橋下氏と番組で一緒になり、彼の定宿だった赤坂のホテルのレストランでよく会った。

 少子高齢化の中、子だくさんでひたすらガツガツと働き、明朗快活。歯に衣きせぬ橋下氏のキラキラと輝く瞳の有り様を私は高く評価した。たくさんの子供を食わせることを第一に考える姿に、エールを送り続けた。

 過日、橋下氏の親族への批判じみた週刊誌報道があった時、「けっこう毛だらけ猫灰だらけ」と開き直る発言にも舌を巻いた。私は常々、「ケンカ上等。ルール(法律)の上で戦うことは結構。終わればノーサイドだ!」と地下格闘技のリング上で吠えまくっている。心情的に重る思いがした。

 でも、今回の入れ墨チェックだけは、私は容認できないのだ!!

 私が、入れ墨キューピーをプロデュースした理由は、純真無垢な代表のキューピーが、極悪非道の“印”である入れ墨を入れるというパラドックスが今の時代を表現していると考えたからだ。メジャーなキューピーがマイナーな入れ墨を入れた作品なのだから、「マイノリティーな浅草で」と考え、新仲見世通りにある江戸小物の老舗店「高久」1店舗だけ限定で発売した。「女肌・絵」も直販のみで完売した。

 誰の心の中にも邪悪な部分はある。入れ墨を入れたからって免職はやりすぎだ。入れ墨をした人は、全て反社会的な人なのだろうか?

 橋下さんにあえて言う。「世間にバッコするワタ菓子のようなフワフワとした甘いガキ大将に対し、あなたもたった独りで戦う独りぽっちの“餓鬼大将”だったのではないか?!」と…。 (出版プロデューサー)

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