不動産関係者は「居住する階によっても違ってくるが、70平方メートルなら6000万円台、借りても30万円近くはする」。
別の不動産関係者は「所有権は男性が持っていると聞いたので、かなり財力があるのだろう。借りたとしても月30万円近くの家賃を払えるわけだし」。2人はどこで知り合い、同居することになったのか。関係者は一様に首をひねる。
藤さんは人気絶頂の1971年、前川清(65)と結婚し、翌72年に離婚。その後、渡米し、現地で日本人男性と親しくなる。それが82年に再婚する音楽プロデューサーの宇多田照實(てるざね)氏だった。83年に長女、宇多田光(芸名・ヒカル)を出産した。
不可解なのは2007年に離婚するまで照實氏と計7度も離婚再婚を繰り返したことだ。
「夫婦の空気が変わったのは、藤さんが06年3月、米ニューヨークの空港で米国司法省麻薬取締局に4900万円相当(当時)の現金を一時、没収されたこと。探知したのは麻薬犬だったため、薬物との関連を調べられたが、結局、シロだった。その翌年に離婚した」(音楽プロデューサー)
ここ数年、藤さんは「精神的にまいっていた」(関係者)という。実際、テレビ朝日が06年にインタビューした映像の中で、藤さんは「あれ(藤圭子)はもういないんだから。人からもらった曲を生活のためにただ歌っていただけ」と語ったり、「私はラッキーだと思っている。神様に助けられて。目は治らないけどね」と目の障害を告白したり。突然歌い出したりもするなど感情の波が一定しない様子がうかがえる。