俳優、沢村一樹(46)がスーパー外科医・相良浩介を演じるテレビ朝日系主演ドラマ「DOCTORS2 最強の名医」(木曜午後9時)も最終回まであと2話。今後のキーマンとなりそうなのが西都大学病院医学部部長・松田義雄を演じる小日向文世(こひなた・ふみよ、59)だ。日本屈指の演技派はドラマをどう盛り上げていくのか、意気込みを直撃した。
第5話からの登場。相良のライバル、森山卓を演じる高嶋政伸(46)ら強烈なキャラクターが勢ぞろいするドラマの中でも存在感は際立っている。
「素晴らしい医者の役をやらせてもらって光栄ですよ。みんなそれぞれの役回りがあるから、あえてキャラを創ったりはしないんです。基本的には台本に書かれていることを自分なりにイメージして忠実にやろうと思っているだけです」
どの作品でどんな役を演じても個性的に見えるが、「役者は演出家から『この色になってくれ』と言われたとおりの色になるのが必要」と、役者の基本を強調するとは意外。「ラッキーなことに両極端の色々な役がくるので面白がってやれてます。あまり一つの色には染まりたくなかったから」。名うての個性派の役作りは、基本的なスタイルだった。
俳優生活も36年目。所属していた自由劇場が解散したのは42歳のとき。「貯金もなし」という状況だったが悲観的ではなかったという。
「19年も舞台やってたんだから、なんとかなるだろう、って。映像の仕事がすぐにあると思ってワクワクしてました」
ところが、仕事は全くなかった。「そのころちょうど子供も生まれて。おかげ様で子供と過ごす時間が増えました」と笑いながら振り返る。
その子供たちも高校3年と中学3年に。父も今や屈指の売れっ子。役柄同様、良き父親のイメージが強いが、「最近、悪い役が多いんですよ。本当は温かい家庭ののんきなお父さんを肩の力抜いてやりたい」という。
「でも(年齢的に)そろそろおじいちゃん役なんです。最近、髪の毛が減ってきていじりようがなくて、何やっても同じに見えるんだよなぁ…」
主演の沢村とはプライベートで飲みに行くこともあるという。
「酒の席ではあまり芝居の話はしませんね。あ、でも、今は彼はあまり飲みに行けないんじゃないのかな、いろいろあったから、アハハハッ」
視聴率も好調で撮影現場も和気あいあいの雰囲気。終盤戦をより楽しく盛り上げてくれそうだ。




