【岡田敏一のエンタメよもやま話】ディカプリオがオスカーを逃し続ける「真の理由」 (3/4ページ)

2014.03.17

 「レオナルド・ディカプリオは(今とは)異なるタイプ、とりわけクール(かっこいい、冷静で知的の意)な(タイプの)俳優から脱却しなければ、今年も、そしてこれからもオスカーは取れないだろう。クール・ガイたちはオスカーを獲得していないのだ」

 そして、クールなキャラクターの代表格といわれる俳優たちとして、故ケーリー・グラント、故リチャード・バートン、故ロバート・ミッチャム、故ジェームス・ディーン、故スティーブ・マックイーン、サミュエル・L・ジャクソン(65)、ゲイリー・オールドマン(55)、トム・クルーズ(51)の名を挙げ、彼らがオスカーを一度も獲得していないと説明。

 さらに「故ポール・ニューマンと故ハンフリー・ボガートは、クールなキャラから脱却した自身のキャリア後期にオスカーを獲得。ジャック・ニコルソン(76)は50歳代で獲得。故マーロン・ブランドも2回のオスカー受賞のうち、2回目は50歳代だった」などと説明。“レオ様”に関してはクールな俳優である間はオスカー受賞は無理と明言しました。

 洋画好きの方なら、前述の俳優たちの名前を見れば、ヴァニティ・フェアが定義する「クール」とは、演技力の有無とは別のところで、女子がキャーキャー騒ぐアイドル的な色男キャラを想像するのではないでしょうか。

 ハリウッド映画に出演する俳優の演技力が卓越しているのは当たり前なのですが、それでも、美形&色男のアイドル的キャラだとオスカー獲得には不利に働くということだとしたら、何だか不条理な気もしますね。

 しかし、ヴァニティ・フェア誌がいう「クール」とは、どうやらそういう単純な解釈ではないようです。

 ヴァニティ・フェア誌は「クールな俳優であることは、素晴らしくなく、成功を収められず、人気がないということを意味するわけではないが、アカデミー賞の主演男優賞を獲得するには苦労するということだ」と説明。

 そして「クールの定義付けが必要である」として、ディカプリオと同様、これまでアカデミー賞で助演男優賞で1回、主演男優賞で2回候補になりながら、一度も獲得できていないブラッド・ピット(50)を例に挙げ「彼のキャラは何やら神秘的で、(映画の観客に対し)自身の立ち位置を共有することを求めていない」と明言。

 そして「(ピットのような)クールな俳優は(映画の観客に)共感よりも称賛や羨望、欲望をより多く求める。なぜなら容易に(キャラなどを)解読できないからだ」と指摘。

 ピットの対極にある俳優としてトム・ハンクス(57)を挙げ「彼はほとんどいつも、自身の立ち位置を(映画の観客に)共有することを求めている。彼の演技の力とは、自身が演じているキャラを(映画の観客に)正確に伝達する能力で、それがオスカーで栄冠を勝ち得た理由である」と説明。「だから彼はアカデミー賞の主演男優賞に5回候補となり、うち2回で栄冠に輝いた」と結論付けました。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!