3月31日夜に放送されたフジテレビ系「笑っていいとも! グランドフィナーレ」で、お笑い芸人ファンがヒヤヒヤ、ワクワクする場面があった。「共演NG」がささやかれていた大物芸人たちが同じステージ上にあがったシーンだ。芸能界に存在する共演NGルールは、実際、どこまで意識されているのか。
グランドフィナーレでは、タモリ(68)と明石家さんま(58)のトークが終わらないことにしびれを切らした格好で、ダウンタウンとウッチャンナンチャンがステージに乱入。その後、とんねるず、爆笑問題、さらにナインティナイン、笑福亭鶴瓶(62)が加わった。
石橋貴明(52)を視界にとらえた松本人志(50)は「ネットが荒れる!」と繰り返し、石橋からは「ネットで『キーマンは石橋』とあった」と、インターネット上の風評を意識した発言が。太田光(48)は「このメンバーで仲良くできるわけないだろ!」と、共演NGルールを意識したかのような発言で会場を沸かせた。
毒舌を吐く太田に浜田雅功(50)が「ええかげんにせいや!」とドツキをかましたり、石橋が太田を誘って乱入したと内幕をバラしたりと、大物芸人同士の共演はかつてないほど盛り上がったが、いわゆるNGルールは、「いいとも」終了と合わせて払拭されたのか。
芸能評論家の肥留間正明氏は「世話になった番組終了の場という義理、何よりタモリの手前もあってはせ参じたわけで、共演という感覚はなかっただろう」といい、こう続ける。
「同じポジションにいる大物芸人同士のレギュラー共演はあまりない。例えばビートたけしとタモリがレギュラー番組で共演することはない」