美味しそうな肉を刺す串持ってますか

★其ノ伍拾八

2014.05.15


壇蜜【拡大】

 アーモンド型のボールを複数名で協力し自らの陣地まで運ぶ…そんな日本でも有名なスポーツがあります。走る、ぶつかる、よける、追いかける…とにかく男子選手たちの体も大きく迫力のある球技です。

 有名な競技人数は15人ですが、先日テレビで拝見した際の競技人数は7人。この人数バージョンでの競技は2016年に開催される、4年に1度の「五つの輪っかの大会」に種目として採用され、注目を集めているようです。

 番組によると、男子選手たちは「サムライセブン」と呼ばれ、日々猛特訓を重ねて大会や世界との交流試合に備えているようです。選手の中にはその昔、槍を投げていた方や、障害物を跳び越えていた方など、初めてこの球技に臨む方々が選ばれており、種目は変われどスポーツに打ち込めることの喜びをコメントされていました。

 選手は仕事もされており、就職に至るまでは監督自らが就業先に交渉もされているようで…。仕事と練習が同時にできるので大会に向けて全力で打ち込めると、カメラに向かってインタビューに答えていた殿方は何だか照れ臭そうでした。

 生活や時間を心配せずに物事に打ち込める環境を整えられる、もしくは整えてもらうことはラッキーなことです。国の代表という責任もあるでしょうが、充実できるでしょう。

 しかし、この「環境整え打ち込む法」にあぶれた女がおります…無論、私です。

 当時は実家ぐらしで就職も決まり、就業時間以外にも時間はそこそこあり、指導してくださる方々もすぐそばにいる、そんな環境に置かれても、私はその仕事に向ける体力を省エネするかのように使い、極めるためのブラッシュアップと向き合うつもりはほぼありませんでした。

 焼き鳥で例えると、生活、仕事、目指すもの、時間というそれぞれが美味しそうに焼けている肉の欠片とすれば、それをまとめて串刺しにして成立させる串を、私は持っていなかったのでしょう。その串の別名は…やる気とでもいいましょうか。串をさしてはじめて目標に向かえるのですから、あの球技に打ち込む彼ら(彼女らも)の串はしっかりしていそうで何よりです。

 ちなみに私の持つ串は肉が刺さりにくそうなのですが、「締め切り間近、寝不足による妙な高揚感、深夜、コンビニ行く位のお金はある、明日は休み」こんな環境だと刺さる刺さる。不思議と普段より早く文字書きの仕事を終わらせられます。肉刺す串も、好きずき。そして最後になりましたが、今回ここで記述した選手たちの健闘を祈ります。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。フジテレビ系連続ドラマ「ブラック・プレジデント」(火曜午後10時)、フジテレビ系「噺家が闇夜にコソコソ」(月曜深夜0時10分)、BS日テレ「久米書店〜ヨクわかる!話題の一冊」(日曜午後6時)にそれぞれ出演中。12日深夜24時放送の「NOTTV」オムニバスドラマ「結婚させてください!!」のエピソード1「お父さんの秘蜜」主演。

 

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