両親との確執も赤裸々「許せなかった」…池上季実子さんが『向き合う力』で半生綴る (2/3ページ)

2014.08.18


 「子供には選択肢を示すようにしました。私の考えを押しつけたくなかったから」と話す池上季実子さん=東京都文京区(高橋朋彦撮影)【拡大】

 −−お母さんについては

 「子供の頃は許せなかった。大嫌いでした。今考えると、父はすぐに手や足が出る人で、私たちだけではなくて母もそれを受けていたし、逆らえなかったのだろうと思います。生活力があって、一人で働いて子供を育てていくような強さを持った女性ではなかったし、時代も今とは違う。そう思えるようになってから…つい最近ですが…母とは月に一度、お互いに通っている病院の診察の後、デートするようになりました(笑)」

 「母は最近、私に『離婚してごめんね』と謝りました。もちろん両親の離婚は子供にとってよくないことです。でも、そうしてくれて母について東京に移ったからこそ、今の仕事にめぐり会えたし、母方の親戚(しんせき)とのつながりもできた。私は学校でも標準語を話すという理由でいじめられていて、あのまま京都にいたら自殺していたかもしれないというくらい、精神的に追い詰められていましたから。母はいとこたちととても仲がよくて、必然的にその子供同士、つまり私たちはとこ同士も仲が良いんです。先日も叔母の喜寿のお祝いに22人も集まったの。そのつながりを作ってくれたのは祖父です」

 −−ご自身の子育てについて

 「父に言われたような『だからあなたはダメなのよ』という言葉だけは、絶対に言わないようにしました。とはいえ、気がつくと言い過ぎていることはあって、そういうときにはすぐに謝りました」

 「でも正直に言うと、手を出さなかったわけではありません。幼稚園の頃、横断歩道で遊んでいて、何度言ってもやめなくてね。とうとう子供の手をにぎったまま脚を蹴ったことがあるの。転んで痛いと泣き出した子供に『道路で遊んで車にぶつかったらもっと痛いんだ!』と怒鳴りました。そしたら二度とやらなかった。お母さん仲間には、『あなた、女優なんだからそんなことしたらダメよ』と言われたけれど、この子はいつも私と一緒にいられるわけじゃない。交通事故に遭ったら、この子だけではなくて、車を運転している人の人生も狂ってしまう。運転していれば、子供は見えにくいし予測がつかない動きをするもの。だから道路で遊んではいけないと教えるのは親の役目なんです」

 

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