ストレスで体調を崩し活動休止中の歌手、中森明菜(49)が来年1月、5年4カ月ぶりの新シングルを発売することが6日、明らかになった。カバーアルバムも同時期に発売予定で、日本と米国を行き来して極秘レコーディング中だという。
48枚目となるシングルは、1月21日発売の「Rojo(ロホ)−Tierra−(ティエラ)」(ユニバーサルJ)で、アフリカン風のダンスミュージック。スペイン語で「ロホ」は「赤」、「ティエラ」は「大地」を意味し、明菜の情熱が弾けるラブソングだ。
1月28日にはラブソングを集めた第4弾カバーアルバム「歌姫4−My Eggs Benedict」も発売する。「愛のうた」(倖田來未)、「雪の華」(中島美嘉)などを収録予定。新曲と合わせ、選曲もジャケットも明菜のセルフプロデュースという。
2010年9月以降、ストレスによる体調不良で無期限活動中止となり、一時は入退院を繰り返していた。しかし、最近は体調も安定し、信頼できるスタッフと4カ月前から日米でレコーディングを行っている。現在、米滞在中とみられる明菜。レコーディングの再開について、「応援してくれるファンに恩返ししたい」と関係者に話しているという。
今年8月、新曲「SWEET RAIN」を入れたオリジナルベスト盤とカバー曲ベスト盤を同時発売。本人が表舞台に姿を見せない中、総売り上げが25万枚を突破。このファンの応援が活動再開を後押しした。
関係者は「本来のツヤのあるハスキーボイスが戻った。年内には完成できる」と太鼓判を押す。ついにファン待望の本格復帰が見えてきた。