キンキン、あなたの言葉に何度も救われました (1/2ページ)

2015.04.22


囲み取材では多くの言葉を残してくれたキンキン【拡大】

 年明け頃、「キンキン(愛川欽也さん)の体調が良くないみたい」と耳にした。そう言えば、その頃、ずいぶんやせた妻のうつみ宮土理(71)を渋谷で見かけた。

 いつもなら声をかけるのだが、早足でうつむき加減の背中をみて、あえて知らん顔をした。今思えば、夫の病状を受け止め、限りある命の思いに添えるように自身を奮い立たせていたのだろう。

 20年間司会を務めたテレビ東京系「出没!アド街ック天国」を、妙な形で降板したときも、目に力がなく、いつもより口数が少ないなと感じた。そんなキンキンの姿は初めてだったので、気になっていたのだが…。

 キンキンの死を海外で知った私は、眠れぬまま朝を迎えた。取材で何度もお会いした。「武藤ちゃん、いつも見てるよ。あーたはトーンがいい。人が何と言おうと今のまま自分の色を大事にね」との言葉に、リポーターとして自信喪失気味の私は何度救われたことか。

 ある時、コメント取材をした際、若い担当者が「短めにお願いします」と。その途端、「君ねぇ、まだ話もしてないのに失礼だよ。思いがあふれたら当然話は長くなる、思いの丈を話させるのが、君の仕事だろう」とキンキンはしかった。

 私は、その言葉に、かつて「コメントくださいと言うので話したら、大事なところをカットされた。一番伝えたいことが薄くなるような中途半端は嫌いなんだよ」と顔を真っ赤にして話していたことを思い出した。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。