先輩意識せざるをえない山P TBS系ドラマ「アルジャーノンに花束を」

2015.04.24

 今季のTBS金曜ドラマはSF小説の名作であるダニエル・キイス原作『アルジャーノンに花束を』。

 知的障害者の物語だ。何度も映像化されているが、オヤジは『まごころを君に』という邦題で封切られたクリフ・ロバートソン主演作(1968年、アカデミー主演男優賞受賞!)を昔、名画座で見ている。面白くて、やがて悲しき映画だったなぁ。

 今回のドラマ化は脚本監修・野島伸司氏、演出・吉田健氏、音楽・千住明氏という布陣。

 なるほどね。1990年代に野島氏が手がけた金曜ドラマ『未成年』や『聖者の行進』などのテーマをいま、再び世に問うということなのだろう。『未成年』ではSMAPの香取慎吾が、『聖者の行進』では、いしだ壱成らが知的障害者を演じていた。『未成年』にはカーペンターズの楽曲が使われていたが、今回の『アルジャーノン−』はベット・ミドラーの「ローズ」。そして主演の山下智久の父親役が、いしだ壱成その人。一瞬、四半世紀前に戻ったように感じた。

 演出の吉田健氏はSMAPの中居正広がサヴァン症候群の青年にふんした日曜劇場『ATARU』(2012年)も手がけている。『ATARU』に『アルジャーノン−』と通じる世界観を感じた人は多かったと思う。今回こそが満を持しての映像化ということなのか。

 いしだ壱成は別格だが、『ATARU』で中居正広と共演した栗山千明が今回、似たような役で出ている。栗山は、映画化までされた中居の熱演を目の当たりにしている。ということは山P、意地でもハンパな演技は見せられない。

 慎吾ちゃんと中居くん。事務所の先輩たちの過去の仕事を山Pは今回、かなり意識せざるをえないはずだ。映画ならオスカーをねらえるほどの役なのだから、新たな代表作にしてもらいたい。 (新橋のネクタイ巻き)

 

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