月村了衛さん「一種アウトロー的キャラ」が好き “半グレ集団”退治なら痛快でしょ (3/3ページ)

2015.04.25

連載:ブック


月村了衛さん【拡大】

 −−書く本、書く本が文学賞を受賞している。大衆の心をつかむコツは何でしょう

 「私なんか、まだまだですが、エンターテインメントの王道をゆくということに尽きるんじゃないでしょうか。私は、それしか考えていません。それをやっている限り、必ずやそれを求める読者はいるし、読んでもらえる、といった確固たる信念があります。これはいつの時代も変わらないことだと思いますね」

 −−ただ、いいものを書いても、必ず売れるとはかぎらない

 「今は本でも映画でもそうですが、ネットの評判を見てから買う(行く)という風潮あるでしょう。でも、そういうメディアで発信している人が本質をとらえているのか? その意味では求めている人に、ちゃんと届けられるか、ということが大事ですね」

 ■あらすじ 水楢中学の野外活動部は、教頭先生らの引率で恒例の夏のキャンプへと出掛けた。ところが、その夜、キャンプ場は武装した不良グループに占拠され、中学生らを残して皆殺しにされてしまう。武装グループは「振り込め詐欺」でだまし取った40億円がキャンプ場内に隠されたと知り、そのカネを探しにきたのだ。死の恐怖と闘いながら、必死で抵抗する中学生たち。そこへ“救世主”のように現れたのは、地味でやる気のない引率の女教師だった。

 ■月村了衛(つきむら・りょうえ) 1963年、大阪生まれ。早稲田大第一文学部卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で大藪春彦賞、同年『土漠(どばく)の花』で日本推理作家協会賞を受賞。

 

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