日本の伝統とロックのコラボ 世界が絶賛「和楽器バンド」 (2/2ページ)

2015.04.29


世界で大人気の和楽器バンド。左から亜沙(ベース)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(ボーカル)、町屋(ギター)、蜷川べに(三味線)【拡大】

 ボーカルの鈴華ゆう子は詩吟の師範。独特の節回しや切なさを感じさせる裏声は、どこか懐かしく響く。また袴姿で歌、今様、漢詩などに振りを付けて凛々しく舞う詩舞も幼少より学んでいる素養を生かし、きらびやかな衣装での舞い踊りは妖艶で、歌麿の世界に通じる。

 尺八の神永大輔は都山流師範で耀山の号を持つ。10カ国以上で海外公演の経験があり、地元・福島県いわき市だけでなく東京でも教室を主宰する。津軽三味線担当の蜷川べに、は民謡のジュニア大会で優勝するなどの実績も持つ。

 箏は、いぶくろ聖志(きよし)。高校時代に文化庁の派遣で海外8カ国で箏曲の公演に参加。和太鼓の黒流(くろな)は9歳で和太鼓のプロに。世界15カ国以上で公演を行う。東京都教育委員会主宰の「東京都高等学校文化祭・郷土芸能部門・中央大会」審査員でもある。

 『千本桜』の歌詞は現代を風刺するような内容で、「歌詞の意味が理解できない」というコメントも見られるが、それも含めてバンドの世界と捉えられているようだ。

 昨年は、フランス・パリ郊外で開催された第15回JAPAN EXPOに参加。ヨーロッパ各地から4000人もの熱狂的なファンが押し寄せ、サイン会は入場規制がかかるほど。台湾の単独公演は3分で完売になった。

 日本の伝統文化のロック伝道師となれるか。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 和歌山県生まれ。立教大学卒業後、日本コロムビアを経てCBS・ソニーレコード(現、ソニー・ミュージックエンタテインメント)へ。プロデューサー生活50年で、ジャニーズ系・南沙織・郷ひろみ・山口百恵・キャンディーズ・矢沢永吉ら300人余をプロデュースし、売上累計約3500億円。「愛と死をみつめて」、「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞した。2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰受賞。

 

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