ビートルズの解散から今年で45年。顔や容姿、声もそっくりな4人が、当時の衣装やパフォーマンスを忠実に再現しながら、数々の名曲を歌い上げるトリビュートライブ「LET IT BE」。今年11月に決まった再来日ライブで、1966年の日本武道館コンサートのシーンが完全再現されることが25日、分かった。
2012年9月のロンドン初演以来、世界中のビートルズファンを歓喜させ、100万人以上を動員している同作。日本では昨年3月に来日し、東京や大阪で上演。今回の再来日ライブは11月18〜22日、東京・有楽町の東京国際フォーラム(ホールC)で開かれる。
このショーの特徴は、ビートルズが過去に遺した実際のライブの様子を、衣装から楽器、演奏まで再現することだ。ビートルズを演じる4人も風貌から声、しぐさなどもまるっきりビートルズ。
アメリカ初上陸となった1964年の米テレビ番組「エド・サリバン・ショー」での演奏風景や、史上初の球場コンサートとなった65年のシェイ・スタジアムの雰囲気を完全に再現。観客でいっぱいのスタンドの映像も使用することで、タイムトリップして、その場にいるような感覚にとらわれるほどだ。
今回は、日本でのライブのみの特別セットとして、66年の日本武道館でのコンサートを再現。「ビートルズ」と英語で大きく書かれた書き割りと、一段高くなったドラムセットを実際に目撃した人も、写真や映像で見た人も多いだろう。
武道館シーンでの演奏曲目などはまだ未定だが、全体で、初期の名曲の「アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア」や、中期の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、後期の代表曲「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」など約40曲が披露される予定。
「もう二度と見ることができないと思っていた“ビートルズ”のライブを昔からのファンも、新たなファンも楽しんでもらえれば」と主催者。
問い合わせは、サンライズプロモーション東京((電)0570・00・3337、全日午前10時〜午後6時)まで。