薬丸岳さん、デビュー10年で初の本格アクション 脱社会派ではなく熟成への挑戦 (1/3ページ)

★薬丸岳さん『アノニマス・コール』(KADOKAWA、1600円+税)

2015.09.06

連載:ブック


薬丸岳さん【拡大】

 デビューから10年を迎えた江戸川乱歩賞作家。社会派ミステリーで定評があるが、今年、本格的なアクション系の作品を初めて出版した。新境地を開く作家に聞いた。(文・竹縄昌 写真・寺河内美奈)

 −−2005年、『天使のナイフ』でデビューしてから10年です

 「長かったような気もしますが、振り返るとあっという間ですね」

 −−すぐに人気作家となりましたが

 「2回ぐらい苦しんで間隔が空いてしまった時期もありました。連載を持ち過ぎてしまって…。月刊誌が3本、隔月刊誌が1本でした。ほんとにいっぱいいっぱいで、本も出せなかったので軽い鬱みたいになってました。でもこの2、3年はいろんな意味で非常に充実してます」

 −−10年の節目。この作品を書いた動機は

 「デビューしてから社会問題を題材にする作品が多くて、僕自身もそれを意識して、自分で訴えたいことを書いてきたのですが、僕はもともとアクション映画やサスペンス映画がすごく好きでした。一度、自分が好きなこと、読んでみたい作品を書きたいと思い、僕の方から提案しました」

 −−誘拐ものですね

 「映画にしても小説にしても僕が大好きな誘拐ものの作品があって僕もチャレンジしたい気持ちがありました。ちょうど『96時間』(製作=リュック・ベッソン)という映画の導入が斬新で、僕も新しいタイプの誘拐ものを書いてみたいという思いがあったんです」

 

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