NHK「クロ現」国谷キャスター降板 上層部の判断、現場は続投要請も

2016.01.08


クロ現降板が決まった国谷裕子氏【拡大】

 「やらせ疑惑」などで揺れたNHKの報道番組「クローズアップ現代」(月〜木曜午後7時半)の国谷裕子キャスター(58)が3月いっぱいで降板することが明らかになった。4月から放送時間が午後10時に変更されるのに伴い、現場は“国谷続投”で準備していたが、上層部の判断で降板が決まったという。

 関係者によると、番組の制作を担当する部署は国谷氏の続投を求めていたが、上層部が「内容を一新する」との方針を決定。国谷氏に今後、契約を更新しないことを伝えたという。後任は同局のアナウンサーを軸に人選を進めているという。番組名も「クローズアップ現代+(プラス)」に変更する。

 国谷氏はNHKのニューヨーク駐在キャスターなどを経て、1993年の「クロ現」スタート時からキャスターを務めている。「菊池寛賞」や「日本記者クラブ賞」なども受賞したNHKの功労者。現在は1年契約で出演していた。

 こうした動きについて「現場には、放送時間の変更と国谷さんの続投という話が上から伝えられていました。現場は国谷さんを煙たがっていますが、番組の顔でもあり、視聴率も見込めるので、その態勢で準備していました。しかし、さらに上の判断が働いたようです」とNHK関係者。

 クロ現をめぐっては昨年、取材記者による架空インタビューを週刊誌が報じ、やらせ疑惑が発覚。これを受け、総務省がNHKに厳重注意する事態にまで発展した。放送倫理・番組向上機構(BPO)も放送倫理の順守の徹底を勧告した。

 「政府との無用なトラブルをなくそうと打ち切りも検討されましたが、現場の声を受け継続が決まった。しかし、かつて官邸側とのトラブルも報じられた国谷さんははずすという動きになったようです」と放送関係者。

 4月からはテレビ朝日「報道ステーション」でキャスターの古舘伊知郎氏(61)が、TBSの「NEWS23」はアンカーを務める毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏(71)がそれぞれ降板する。

 

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