【TVクリップ】内田有紀 振り向いた笑顔にドキッ… 大人の色香、漂わせつつ「殺人劇」に挑んで

2016.01.25


 フジテレビ「ナオミとカナコ」に主演する、女優の内田有紀=東京都江東区(寺河内美奈撮影)【拡大】

■「ナオミとカナコ」フジテレビ、木曜午後10時

 「この2人は完全ではないので、格好の良い完全犯罪はできない。だからこそリアルで、人間らしい」

 親友同士の女2人が、1人の男を殺害する「共犯者」になる−。

 直木賞作家、奥田英朗(ひでお)さんの同名小説が原作の連続ドラマ。親友の直美(広末涼子)と2人で、暴力を振るう夫(佐藤隆太)の殺害を企てる専業主婦、加奈子を演じている。

 「ベランダに1人出されて、雨にずぶぬれになる場面とか、特に序盤は(暴力を受ける)ハードなシーンが多くて…。どんどんやせていく感じでした」と、極限の状態に置かれた役柄の苦労を明かす。

 百貨店で不本意な仕事に追われていた直美は加奈子の被害を知り、夫の殺害計画を提案する。素人の犯行は幸運も重なり、うまくいったように思えた。だが、次第にさまざまなほころびが露見していく。

 「抜けたところもある2人が『今を良くしたい、幸せになりたい』と必死に思っている。そんな2人が気づくと、とんでもない場所にいる。そういう静かな怖さがあります」

 親友役を演じる広末とは初共演。現場では綿密な打ち合わせを欠かさないといい、「(広末は)すごく真っすぐな方」と、大きな刺激を受けているようだ。

 近年は、引きこもりや同性愛者など、癖のある役柄を任されることも増えてきた。「毎回、一生懸命やっているだけなんです」と振り返りつつ、数多くのベテランと共演を重ねる中で、次第に「『中途半端なことはできない』という、覚悟や向き合う姿勢を学びました」とも明かす。

 もっとも、若手女優としてブレークした10代の頃には、「笑顔がつらい」と感じる時期もあったという。

 「私は何も持っていないのに、実力以上に見られている気がして怖かったんです。逃げたいとも思っていました。でも、一生懸命やるしかなかったし、次第に諦めないでやれるようにもなった。今思えば、『若かったな』と思いますけどね」

 そう振り返ったときに見せた笑顔には、キュートさと大人の色気が同居していた。いつも手を抜かない女優の本気は、この殺人劇でも大いに発揮されそうだ。(三品貴志)

       ◇

 〈うちだ・ゆき〉昭和50年生まれ。東京都出身。平成4年、フジテレビ系ドラマ「その時、ハートは盗まれた」で女優デビュー。同「時をかける少女」などに出演し、歌手としても活躍。12年には北区つかこうへい劇団に入団。現在、NHKBSプレミアムで主演ドラマ「はぶらし 女友だち」も放送中。

 

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