日本テレビの情報番組「スッキリ!!」で、降板が決まった上重聡アナウンサー(35)の後任に、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(32)の名前が取り沙汰されている。どうやらバラエティー路線を強めることで、視聴率激戦区からの浮上を狙っているようだ。
朝の情報番組の戦いは激しい。フジテレビ「とくダネ!」を、「スッキリ!!」とテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」が後を追っている。かつてはフジと日テレの2強だったが、現在は2位争いが熾烈で、テレ朝が2位に躍り出ることも。
「『スッキリ!!』不振の原因のひとつが上重アナと言われている。スポンサーから1億7000万円を無利子で融資してもらい、高級マンションを購入していたという問題が発覚して以降、視聴者の反発が激しい」と放送関係者。清原和博容疑者(48)の覚醒剤事件でも、高校の後輩とあって「残念」と発言したところ、ネット上でバッシングが起きた。
そして3月いっぱいでの降板が決定。後任として浮上したのが、近藤だった。極楽とんぼの加藤浩次(46)との芸人コンビとなり、バラエティー路線が強化される形だ。
「近藤は視聴者の好感度が非常に高い。昨年の出演番組本数ランキングの女性タレント部門で4位に食い込んだ。男性にも女性にも嫌われないキャラは情報番組にとっては魅力的だ」と民放関係者は話す。
しかし、一方で「現場では、これでバラエティー色が強くなると路線変更への嘆きが上がっています」(日テレ関係者)という不穏な声も漏れてくる。
春からの動きには要注目だ。