4月から夜10時の“ニュース戦線”が熱くなりそうだ。テレビ朝日「報道ステーション」の独擅場だったが、古舘伊知郎キャスター(61)が降板し、4月からは局アナの富川悠太アナ(39)にリニューアル。これを機に、報ステに追いつき追い越せと、BS含め各局が虎視眈々、包囲網を敷いている。
目を引くのがNHK。看板番組を「クローズアップ現代+(プラス)」として午後10時台でリニューアル。国谷裕子キャスター(59)に代えて、杉浦友紀アナ(32)、久保田祐佳アナ(33)、井上あさひアナ(34)、松村正代アナ(34)、小郷知子アナ(37)、鎌倉千秋アナ(37)、伊藤敏恵アナ(47)と美人女子アナ7人を日替わりで投入する。
「井上アナをはじめ、よりどりみどり。男性視聴者の数字(視聴率)を一気に獲得しようという狙いです」とテレビ誌編集者。
BS各局の動きも見逃せない。BS11は平日のプライム帯(午後7〜11時)で改編率97・6%という大改編を断行。これまで午後9時だった報道番組を繰り下げて、4月4日から午後10時台に「報道ライブ」をスタートさせる。
「月〜木曜のキャスターを務める俳優の別所哲也は長年、報道番組の司会を切望していた。お手並み拝見といったところです」と放送関係者。
同じ時間帯のBS日テレ「深層NEWS」(月〜金)もリニューアルで強化。一つのテーマを深く掘り下げるスタイルで支持を集める同番組だが、“実力派”の新キャスターとして読売新聞編集委員の吉田清久氏と日本テレビの右松健太アナが就任する。
また、BSジャパンは得意の経済に特化した「日経プラス10」が好調だ。
まさに“戦国時代”となる午後10時台の報道番組。どの番組が抜け出てくるか。