【発掘!流行り歌 徒然草】石川ひとみ「右向け右」(1978年) 大物作曲家に“前向け前”  (1/2ページ)

2016.05.10

石川ひとみには、幻のセカンドシングルを歌わせたかった
石川ひとみには、幻のセカンドシングルを歌わせたかった【拡大】

  • <p>石川ひとみ「右向け右」</p>

★石川ひとみ「右向け右」(1978年)

 僕が、自ら手を挙げて新人から手掛けたのが石川ひとみだった。彼女は名古屋のスクールメイツの生徒だった。愛くるしい瞳で歌唱力もある。声質も甘くウエット感があり、僕は魅かれた。

 新人を担当するチームは、宣伝、販促、マネジメントスタッフと会議するわけだが、誰もがいいスタートをきりたいからプレッシャーがかかる。

 侃々諤々、意見が飛び交うが、最後は制作ディレクターに委ねられる。なぜならテーマやイメージが決まっても、それを具現化しなければ、先に進まないからだ。

 作詞は三浦徳子に決めたが作曲が決まらなかった。アイドルで当てている作家コンビで決める方法もあるが、若かった僕はそれでは制作者のマインドがないと思い、競いたくなる。

 今乗っている作家に自由に書かせたほうがいいものができるという考え方もあるが、若い時分は気負いが勝る。

 そんな折、作編曲家の宮川泰が会社に来られる機会があった。ザ・ピーナッツや園まりでヒットを飛ばしていた大御所だが、親しくさせてもらっていた。その日もいつものようにダジャレばかり言いながら、最近のヒット曲の分析が始まったところで、思わず「分析より、作りましょうよ、新人やってくださいよ」と言ってしまった。

 そんなこんなで、売り出し中の作詞家とベテラン作曲家のコンビで勝負にでることになった。

 

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