【発掘!流行り歌 徒然草】実現しなかった田中好子との生デュエット 五木ひろし「二枚目酒〜居酒屋パートII〜」(1989年) (2/2ページ)

2016.05.24

五木ひろし(右)と田中好子にテレビでのデュエットは実現しなかった
五木ひろし(右)と田中好子にテレビでのデュエットは実現しなかった【拡大】

  • <p>「二枚目酒」ジャケットはスーちゃんのみ</p>

 ある日、自室で横になり、ぼんやりと本棚を眺めていると、夏目漱石の「こころ」が目に止まった。これまた根拠もなく、五木−心−歌が線となって見えてきた。

 早速、星野に依頼すると、いきなり伊東のゴルフ場に連れて行かれた。夜は星野のいきつけの店を4軒ほどハシゴしたが仕事の話は一切出ない。

 翌日の昼食になって、ようやく「ところでどんな歌、書いたらいいの」という話に。「タイトルは“心”で」と持ちかけると「それは駄目だよ。心を歌にしてきたんだから」と難色を示された。

 他にアイデアがなかったから、お願いするしかなかった。それ以降、会話がなかったので心配していたが、伊東から2週間後には詞の第1稿が上がってきたのだ。

 そこからは早かった。詞の直しもあったが、曲は予想以上に早く完成した。66年の松山まさる「お月見おどり」以来の船村作品だった。 (敬称略)

 ■獅子丸好(ししまる・こう) 本名・篠木雅博。徳間ジャパンコミュニケーションズ前社長(現取締役)。1950年生まれ。渡辺プロダクションを経て、東芝EMI(現ユニバーサル)で制作ディレクターとして布施明、アン・ルイス、五木ひろしらを手がけた。徳間ではリュ・シウォン、Perfumeらを担当した。

 

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