【発掘!流行り歌 徒然草】千昌夫「いっぽんの松」(2011年) 弟子ではない千を抜擢 船村徹の思いに皆が結集 (1/2ページ)

★千昌夫「いっぽんの松」(2011年)

2016.06.28

千昌夫「いっぽんの松」(2011年)
千昌夫「いっぽんの松」(2011年)【拡大】

  • <p>力強く生きる“奇跡の一本松”の姿が名曲を生んだ</p>

 2011年3月11日に発生した東日本大地震。作曲家の船村徹は、仕事場のある栃木・今市の家で家具が倒れ、大変な思いをした。しばらく東京に戻ったが、震源地に近い三陸沖からは、津波の被害で目を覆うばかりの惨状が伝わってくる。

 船村は、テレビが岩手・陸前高田の被害を中継するなか、多くの松が倒れ流されたのに、1本の松だけが奇跡的に生き残ったかのようにそびえ立っているのを見て、これを歌に残しておきたいと強く思ったという。

 すぐに作詞家の喜多條忠に詞を依頼。直々に連絡を受けた喜多條はすぐに仕事にとりかかった。学生時代に入っていた人形劇サークルで陸前高田の辺りも回ったそうで、現地の知人に連絡をとり取材もしたらしい。

 船村は、完成した作品を誰に歌わせようかと思案していたが、御当地出身の千昌夫に白羽の矢を立てた。しかし、千は船村の弟子ではなく、遠藤実の弟子ということでつき合いがない。

 そこで当時、千の所属レコード会社の社長だった僕が引っ張り出されることに。船村の夫人から電話がかかってきて、「あなたが、ディレクターをやりなさい」と冗談まじりに言われたのだ。

 制作担当者も、船村との仕事は初めてということだったから、段取りは僕がやらせてもらった。

 

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