現在に響く永六輔さんの言葉 69年夕刊フジ創刊から舌鋒鋭い連載

2016.07.14

永六輔さん
永六輔さん【拡大】

 今月7日、83歳で亡くなった放送作家、永六輔さん。夕刊フジでも創刊した1969年からたびたび連載を執筆してきた。そこには、永さんならではの批判精神が貫かれている。永さんが夕刊フジに遺した言葉を振り返る。

 創刊直後の69年10月からの連載「右や左の旦那様」では、幅広い知識量を生かし、当時の世相を一刀両断にしている。

 “乞食”をテーマに書きつづり、「生活保護法というのもありますが、テレビを月賦で買ったら保護法を打ち切られたなんていう話があるのが実状です。政府のいう文化的な最低限度の生活にはテレビがないのですが、乞食の生活にはテレビぐらいはあるといえます」(69年10月2日発行)とバッサリ。現在も同じような問題が続いているから、まさに慧眼。

 89年1月からの連載は「評論家ごっこ」。「全国の野球ファンが今や野球評論家になってしまったように誰だって何かの評論家になれるのだ」(89年1月5日発行)とこれまた1億総評論家時代となった現在を皮肉っているかのようだ。

 99年スタートの連載タイトルは「どっちもどっち」。ここでも皮肉に満ちた視線が貫かれる。

 テレビの現状を憂う「テレビ局は玉石混淆」(2000年7月12日発行)の回では「田原総一朗や久米宏に子供扱いされて、喜んでいる政治家どもの顔をみるとヘドが出る」「政治家と、テレビのコメンテーターは、みるみるうちに人相が悪くなる。まず、品というものが見当たらなくなるのがわかる」とつづる。

 今読んでも違和感がない。だが厳しい言葉ももう聞くことはできない。

 

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