【あの有名人から学ぶ!がん治療】がん対策基本法を知っていますか? ある法案に全身全霊をかけた国会議員 (1/4ページ)

2016.07.21

長尾和宏先生
長尾和宏先生【拡大】

 がんでも社会で活躍できるように変化した背景には、ある国会議員の存在があります。山本孝史さんという政治家です。衆議院議員を2期、参議院議員を2期務め、2007年12月、58歳という、政治家としてはまだまだこれからというときにがんで旅立たれました。ちょうど、今の私と同じ年齢です。ここからは、妻である山本ゆきさんの著作『兄のランドセル』(朝日新聞出版)に書かれていることを引用しながら、山本さんの人生をご紹介していきたいと思います。

 1993年7月に、衆議院に初当選してすぐに、山本孝史議員は厚生委員会(現厚生労働委員会)に所属し、財政金融委員長に就任される2005年10月まで、実に11年以上、厚生分野一筋の政治家でした。自身にがんが見つかってからは、再び厚生の分野において、「がん対策基本法」や「自殺対策基本法」の成立に命をかけました。

 命にかかわる法律を作るために、自分の命を捧げた政治家…私には、何人かの尊敬すべき政治家の知人、友人がいますが、ここまで「命」にかかわることに全身全霊を傾けた政治家を、他に知りません。

 その原点には、山本さんが5歳のときに、3つ年上のお兄さんがトラックにひかれて亡くなったという辛い経験があるようです。山本さんは学生の頃から、交通遺児へのボランティア活動を始めるようになりました。その後、国会議員になってからは、薬害エイズ問題、脳死臓器移植法、障がい者支援、難病患者支援等、年金改革等、数えきれないほどの、<命をまもる政策>に向き合う日々だったようです。そして、政治家人生の最終到達地が、「がん対策基本法」でした。

 

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