【今だから明かす あの映画のウラ舞台】極妻編(中) 岩下志麻、最後の“けじめ” 痛快さウケ女性ファン多数 (1/2ページ)

2016.09.30

女性だけの試写会で登壇した原作の家田荘子氏、岩下志麻、福永邦昭氏(左から、福永氏提供)
女性だけの試写会で登壇した原作の家田荘子氏、岩下志麻、福永邦昭氏(左から、福永氏提供)【拡大】

  • <p>岩下の最終作となった「極道の妻たち 決着(けじめ)」(DVD発売中、2800円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)</p>

★極妻編(中)

 1986年に岩下志麻主演でスタートした『極妻(ごくつま)シリーズ』。第2弾が十朱幸代、第3弾は三田佳子とトップ女優が主演して人気を得た。そして4作目以降、岩下が再登板して10作目まで連投した。

 「86年の4月、男女雇用機会均等法が施行され、女性の社会進出が話題になった。そこで強い女性像をアピールして、これまでヤクザ映画と無縁だった女性層の獲得に力を入れた」と宣伝チーフプロデューサーの福永邦昭。

 ワイドショーなどの情報番組や女性誌に徹底して売り込んだ。ヤクザ映画の扱いに消極的な一般紙にもアピールした。

 「朝日新聞主催で女性だけの試写会を実施したところ、ハガキの応募総数が過去の邦画で最多。関係者を驚かせた」

 このとき、試写後にあいさつに立った岩下と原作者の家田荘子を、観客がスタンディング・オベーションで迎えるという珍しい一幕も。

 宣伝コピーも話題を呼んだ。数々の任侠映画や「仁義なき戦い」シリーズなどで名コピーを生んだ惹句師(じゃっくし=コピーライター)の関根忠郎が東映らしい腰の座った詩情を繰り広げた。

 〈愛した男が極道だった。〉(第1作)

 〈からだのどこかに極道の水〉(第2作)

 〈あんたら、覚悟しいや〉(第5作)

 「女性ファンには痛快だったでしょう。男の私が読んでもドキッとした。まさに強い女性に憧れる時代を反映したように思えた」

 

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