【発掘!流行り歌 徒然草】栗本慎一郎『平成若者大音頭』(1992年) 「織田哲郎に頼めるよ」プロデュース自ら即決 (1/2ページ)

2016.11.01

意外にもレコーディングに熱心だった栗本慎一郎
意外にもレコーディングに熱心だった栗本慎一郎【拡大】

  • <p>栗本慎一郎「平成若者大音頭」</p>

 野球選手、コメディアン、アナウンサー、調教師…とその時代の話題の人で企画ものを作ってきたが、今回は大学教授、しかも経済人類学者とやることになった。

 栗本慎一郎は明治大学の教授だったが、裏口入学が問題になるとさっさと辞めてしまった。テレビ朝日「朝まで生テレビ!」ではいつもベレー帽をかぶり、機関銃のように言葉を発しては異彩を放っていた。「新人類」の造語もある。

 企画はいつも飛び込みが多いが、今回は親しい出版編集者から声をかけられた珍しいケース。

 六本木にある、生演奏が聞けるホキ徳田の店で会った。僕がレコード関係者だと承知しているから、大方察しはついていたのだろう。いきなり「作曲家の織田哲郎はよく知っている。彼に頼めるよ」とたたみかけてきた。音楽関係者から声をかけられ、いたく喜んでくれている感じだった。

 初対面だが、いろんな話がポンポンと出てくるから、こちらも調子に乗って最近の話題をネタに盛り上がった。本人いわく「僕は慶応で総代(そうだい)だった」とダジャレも。とにかく自信満々の人だった。

 数日後、歌の感じを知りたいのでピアノがあるスタジオで歌合わせをした。ピアノに合わせて、知っている曲を歌ってもらった。初めての人は大概うまく歌おうとして、演出過剰になるが、音の虚弱、音程など全く気にせず、思いっきり大きな声で好き勝手に歌う人だった。応援歌を歌ったら文句なしの歌いぶりだ。

 どんな歌を作ろうかという話になると、間髪いれず「新しい平成の時代だから、若者向け音頭にしよう」と言う。音楽は織田哲郎プロデュースで決まりだった。

 

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