【発掘!流行り歌 徒然草】「人生劇場」感じる唯一無二の喉 上條恒彦「生きているということは」(2013年) (1/2ページ)

2016.11.08

絶品の声を聴かせてくれる上條恒彦
絶品の声を聴かせてくれる上條恒彦【拡大】

  • <p>上條恒彦「生きているということは」(2013年)</p>

 2013年の1月22日。NHK「歌謡コンサート」を観ていたときだった。「明日の笑顔に」というコーナーで上條恒彦がある歌を歌った。

 「生きているということは」という題名だったが、聴いているうちに上條の何とも言い難い声と歌詞が胸に突き刺さり、思わず涙してしまった。

 前年の10月にも登場したが、視聴者からの反響が大きく、再び登場したらしい。

 ♪生きていることは 誰かに借りをつくること

 「女の喉にはドラマがある」と言ったのは劇作家の寺山修司だが、上條の喉はまさに「男の喉には人生劇場がある」といった感じか。

 上條は1971年、六文銭と共演した「出発の歌」で「ポピュラーソングフェスティバル’71」のグランプリを受賞し、第2回世界歌謡祭も歌唱賞とグランプリを受賞。翌年にはNHK紅白歌合戦に出場した。「木枯し紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」もヒットさせている。現在もワイルドでスケール感のある歌唱で芝居、ミュージカルでも活躍している。

 2011年の東日本大震災で、経験のない天災にうろたえた自分もいた。それでも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではないが、情けない思いを抱えていた時だった。

 「こんな歌があったのか」と日が経つにつれ、この歌を何とかしたいという思いが強くなってきた。誰かに話したい気持ちでいっぱいになった。

 

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