【発掘!流行り歌 徒然草】「人生劇場」感じる唯一無二の喉 上條恒彦「生きているということは」(2013年) (2/2ページ)

2016.11.08

絶品の声を聴かせてくれる上條恒彦
絶品の声を聴かせてくれる上條恒彦【拡大】

  • <p>上條恒彦「生きているということは」(2013年)</p>

 「生きているということは」は作詞・永六輔、作曲・中村八大のコンビによる作品で、1974年にアルバム「六輔その世界」に収録されたものだった。それにしても、なぜこんな古い曲を上條は取り上げたのか。

 ちょうどその頃、音楽歌謡史のおもしろ話をテーマに、音楽プロデューサーの佐藤剛とふたりで販売店に配布する雑誌を作っていた。

 その佐藤が作曲家、中村八大氏を取材して書き上げた著書『上を向いて歩こう』を読んだNHKの若いディレクターがこの曲に出会い番組に取り上げてくれたそうだ。

 僕はこの曲への思いを佐藤に語った。佐藤は僕が興奮して話すのを黙って聞いてくれた。そして、上條にすぐ交渉しようということになった。

 4月になって、佐藤が上條との交渉の機会を設けてくれた。喫茶店でコーヒーを飲みながら、シングルではなく、ミニアルバムでいきましょうということになった。すごく短い時間で終わったような気がする。

 2013年9月、「生きているということは」は発売された。この歌が歌い継がれていくことを願っている。 (敬称略)

 ■獅子丸好(ししまる・こう) 本名・篠木雅博。徳間ジャパンコミュニケーションズ顧問。1950年生まれ。渡辺プロダクションを経て、東芝EMI(現ユニバーサル)で制作ディレクターとして布施明、アン・ルイス、五木ひろしらを手がけた。徳間ではリュ・シウォン、Perfumeらを担当した。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。