【発掘!流行り歌 徒然草】文化勲章受章の船村徹氏 真顔でさりげなく冗談、意外とダジャレ好き (1/2ページ)

2016.11.15

昔からユーモアあふれる人だ
昔からユーモアあふれる人だ【拡大】

 船村徹氏が、作曲家としては山田耕筰氏以来2人目となる文化勲章を受章した。おめでとうございます。

 これまで5000曲近く作曲してきた。春日八郎の「別れの一本杉」、鳥羽一郎の「兄弟船」、村田英雄の「王将」など大ヒットは数知れない。

 船村メロディーは、いつも誰かに優しく語りかけ、時には唸り、叫び、哀愁に満ちた旋律は大衆に力を与えてくれた。外国人にはまねできない大和魂が生きている。譜面はきめ細やかに描かれ、絵画のようだった。

 僕はポップス担当だったので仕事する機会はなかったが、あるきっかけで会うことができた。

 1978年、フリーになった船村氏は、歌作りの原点を模索する演歌巡礼の旅に出て、小さな町や刑務所慰問と東奔西走の日々だった。その様子を新聞連載で目にし、有名な作曲家がギター1本で日本中を回るなんてすごいと衝撃を受けた。

 偶然にも知り合いに刑務所慰問にかかわる人がいて、その人を通じて会えることになった。

 東京都内のホテルのラウンジだった。「君、なにやってるの。まあ飲みなさいよ」と語る船村氏は、少し語尾が上がる口調だった。私は巨匠を前に、舌がもつれそうになりながら演歌巡礼の感想を夢中で話したが、後はまったく覚えていない。

 それから十数年後、五木ひろしの「心」や、千昌夫の「いっぽんの松」で仕事をする機会を得た。その話は以前にこの連載で触れた。

 それを機に、船村氏を囲んでの宴席や温泉旅行に業界仲間と参加させてもらうようになった。宴席では、船村氏はうんうんとうなずき、ニコニコと楽しみながら、時々、真顔でさりげなく冗談を言うからおかしかった。

 

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