【発掘!流行り歌 徒然草】黛ジュン「すべてがさよならになる」 兄・三木たかしの作曲…あうんの呼吸でレコーディング (1/2ページ)

2016.11.22

黛ジュン「すべてがさよならになる」
黛ジュン「すべてがさよならになる」【拡大】

  • <p>「天使の誘惑」でレコード大賞受賞を喜ぶ黛ジュン。左は兄の作曲家、三木たかし氏=1968年</p>

 ♪好きなのに〜という「天使の誘惑」(1968年)の歌い出しは今でも記憶から離れないほど印象的だった。短髪にミニスカート、パンチのあるハスキーボイス。

 黛ジュンは64年に渡辺順子の名でデビュー。68年に「恋のハレルヤ」で再デビューして注目を浴び、続いてリリースした「天使の誘惑」が大ヒット。その年の日本レコード大賞に輝いた。デビューからヒットした印象が強いが、大ブレークには4年かかっている。

 「天使の誘惑」は詞・なかにし礼、曲・鈴木邦彦のコンビ。B面の「ブラック・ルーム」の作曲は渡辺たかしとあるが、これは黛の兄で後にヒット作曲家になった三木たかしだ。

 このころはエレキブーム。若者のバンドが盛んになり、66年にはビートルズが来日。日本の音楽シーンが新しい時代に入った。ボブ・ディラン、ジョーン・バエズらは自前の曲で自由な精神を表現するようになった。

 黛のビジュアル、サウンドも和製ポップスの先駆けとなり、「天使の誘惑」に続く「夕月」は三木たかしの作曲で最大のヒット曲となり、69年に映画化される。相手役はオーディションで森田健作が選ばれた。

 メリハリのとれた歌いまわしは歌詞が分かりやすく、声質も魅力的。歌唱力があっても、声質に魅力がなければ感じ方が大きく違う。アニメでもキャラと声優がうまく一体化すると脳裏に焼き付くもの。それだけ、歌手にとって声質は武器であり、財産に等しい。ラスベガスでマーヴィン・ゲイのステージを見たが、歌い出しの一声で、女性ファンが失神してしまうほどだった。

 

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