【発掘!流行り歌 徒然草】芦田伸介「ほおずりワルツ」(1991年) 芦田氏娘の助け舟で決まったテーマ (1/2ページ)

2016.11.29

本当に無口な人でした
本当に無口な人でした【拡大】

  • <p>芦田伸介「ほおずりワルツ」(1991年)</p>

 「わが命の唄 艶歌」(1969年、舛田利雄監督)という映画がある。音楽業界を舞台に、ヒット曲を送り出していく男たちを描いている。ドラマ化もされた。

 ここで描かれる職人的なレコードディレクターは、競馬新聞を片手にそば屋の2階で昼寝をし、夕方に出社するといった“無頼派”。ヒット曲を生み出しながらも、会社の合理的な経営方針に合わなくなっていく。

 それが芦田伸介氏が演じた“艶歌の竜”だ。芦田氏といえば、TBS系「七人の刑事」のくわえたばこの刑事のようにニヒルな役が似合う。今の音楽業界にも、艶歌の竜に憧れた人が少なくない。

 芦田氏と初めて会ったのは平成になったころ、六本木と西麻布の中間にある和風料理屋だった。森繁久彌氏がヨットの帰りに立ち寄るお店らしく、友人の芦田氏も常連だった。

 芦田氏の娘さんも同席した。彼女は俳優の松山英太郎と結婚し、2児をもうけたが、このころは離婚し父親のマネジャーをやっていたのだ。こちらは上司とふたり。上司と芦田氏の娘さんが学生時代から知り合いで、話はレコーディングに及んだ。

 当時74歳だった芦田氏に「どんな歌がいいですか」なんて聞けるわけがなく、会話の中からヒントを探したかったが、無口な方で切り出すのが難しい。ずうずうしい僕も、相手が名俳優で貫禄負け。

 森繁氏と満州で演劇活動されていたので「知床旅情」のような満州大陸をテーマにしたものなどが浮かんだが、言葉に出なかった。そこに、芦田氏の娘さんから助け舟が出た。

 

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