5日に虚血性心不全のため、71歳で急逝した芸能リポーター、武藤まき子さん。芸能リポーターの先駆者のひとりとして第一線を走り続けてきた。フジテレビ系「おはよう!ナイスデイ」で、武藤さんとともにリポーターを務めた東海林のり子(82)が、武藤さんとの思い出を明かした。
「実は12月4日、亡くなる前日にメールをもらったの。『お元気ですか? 私は体調を崩しダウンしてます。でも、お互いまだまだ頑張りましょう』という内容でした。その翌日に亡くなったと聞いて、突然でびっくりしています」
東海林は1988年、「3時のあなた」終了に伴い、武藤さんのいる「ナイスデイ」に移った。武藤さんは芸能や皇室、歌舞伎がメーン、一方の東海林は半分以上が事件の担当。
「ジャンルが違うから競争という意識はなく、戦友という感じでした。当時はワイドショーの全盛時代で、いち早く深く取材することが求められる中、彼女は仕事への情熱が深く、プライベートもなく取材し続けていました」