享年38歳、人気声優・松来未祐さんの壮絶な闘病生活 彼女の命を奪ったCAEBVとは (2/3ページ)

2017.05.10

松来未祐さん
松来未祐さん【拡大】

 9月14日、38歳の誕生日を迎えた彼女は、そのバースデーパーティーで「とにかく今できることを頑張ろうって思えるようになったのは本当に皆さんのおかげでして、最初のころは落ち込んでいたのに、気づいたら『こんな人見たことない』って先生から言われるぐらい元気になっていって、最初は絶望しかなかったのに、今は希望しかない状態にまで回復できて、立派な38歳になりました」とあいさつ。ブログ「松来未祐日記」でも最後に「私、この病気が治ったら、本気で婚活するんだ…!」などと綴り、病状は回復傾向に向かっていたと思われた。

 だが急激に容体が悪化するのがCAEBVの特徴で、数日後、病が全身に広がっていることが確認された。さらに腫瘍細胞が髄液に入り込んだため脳に腫瘍ができ、クモ膜下出血で緊急手術を受ける事態に。

 1日に20人もの友人が病院に駆け付ける中、父はスーツ姿へ病室にやってきた。松来さんは声優として働き始めてから毎年、父の誕生日にネクタイを贈っていたのだ。病室で「早う元気になって、来年のネクタイ、買うてくれよ」と父が声を掛けると、松来さんは小さくうなずいたという。そして翌日の10月27日、彼女は38歳という若さで永眠した。

 CAEBVは日本人成人の9割以上が感染しているEBウイルスが、リンパ球のT細胞、NK細胞に感染することで発熱や炎症を引き起こしてしまう難病。進行すれば白血病や悪性リンパ腫なり、死に至ることもあるのだが、医師の間でも認知度が低く、この病気に焦点を当てた検査をしないと発見できない。通常の血液検査でも、EBウイルスの項目にチェックを入れないと検査はできないという。

 専門家は、CAEBVはガンではなく感染症だが、感染した細胞がどんどん増えるというところがガンと似ていると指摘。慢性に経過する時期もあれば、急変することもあり、それがいつかは予測できないと説明した。松来さんのケースでは、発熱を繰り返す、首のリンパ腫が腫れるなどの症状が出た段階でEBウイルス検査をすべきだったと明言した。

 また番組では、「蚊や虫に刺されたあとが水泡になり、全身の発熱を伴う」といった症状や「顔や手足など、日光に当たる部位に繰り返し水泡ができる」症状がある場合はEBウイルスの検査をすべきだと警告した。

 

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