オリコンは2009年の音楽ソフト市場は金額ベースで前年比9%減の3522億7500万円だったと発表した。市場規模は06年から4年連続の減少。06年比では、約700億円も下がっている。同社では趣味の多様化に加え、ヒット作品そのものの売り上げが縮小していることもマイナス要因だと分析している。
アルバムの売上高は人気アイドルグループ「嵐」のベストなどが150万枚売れたが、全体の落ち込みが激しく、11.3%減の2445億5800万円。シングルは100万枚を超えるヒット作がなく、9.2%減の493億2100万円となった。逆に音楽DVDは3%増の583億9400万円と伸びた。
メーカー別シェアは、首位がソニー・ミュージックエンタテインメント、2位がエイベックス・グループ・ホールディングスで、ユニバーサルミュージックが3位、EMIミュージック・ジャパンが4位につけた。
【09年歌手別音楽ソフト売り上げランキング】(オリコン調査)
(1)嵐 144億円
(2)EXILE 129億円
(3)東方神起 68億円
(4)B’z 53億円
(5)ザ・ビートルズ 52億円
(6)GReeeeN 51億円
(7)Mr.Children 51億円
(8)マイケル・ジャクソン 46億円
(9)浜崎あゆみ 34億円
(10)絢香 32億円