歯医者での「オエッ」予防には鎖骨と鎖骨の間のツボが効く 嘔吐反射

2014.03.12


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 歯医者さんで治療中に「オエッ」となった経験を持つ人はいるだろう。実はあの症状、ストレスで起きやすくなるようだ。そして、あるツボを押すことで、和らげることもできるとか…。

 Jさん(40)は、何事にもきちょうめんで、健康管理にも積極的。かかりつけの歯科医院を持ち、3、4カ月に一度は自主的に歯科検診を受診している。

 そんな彼が、最近あることに気付いたという。

 「仕事に余裕があるときはそうでもないのですが、仕事や人間関係などでストレスがある時に歯医者さんに行くと、ちょっと鏡を口に入れただけで『オエッ』となるんです。一度始まると止まらなくなり、歯医者さんもやりづらそう。申し訳ないと思うと余計に『オエッ』となる…」

 歯科医師の側から見ても、ストレスと「オエッ」は関係があるという。東京都渋谷区にある片平歯科クリニックの片平治人院長が解説する。

 「『オエッ』となることを嘔吐(おうと)反射といいます。これは口から異物が入らないようにするための生体反応ですが、精神的な抑圧でこの反射が強くなることがあるのです」

 仕組みはこうだ。口腔(こうくう)には知覚神経の末しょう組織が集中している。精神的なストレスで交感神経が異常に緊張すると、神経が一層敏感になり、普段は反応しない刺激にも過剰に反応してしまうのだ。

 「治療に差支えがある時は、表面麻酔薬をのどに噴霧したり、治療前に精神安定剤を投与するなどの方法もありますが、ツボを刺激するだけで反射が収まるケースもあります」と片平院長。どこにそんなツボがあるのだろう?

 「“天突”というツボで、のど仏の下の、鎖骨と鎖骨の間のくぼみです。ここを指で数秒間押し続けると、それまでひどかった嘔吐反射が和らぎ、スムーズに治療ができることが少なくありません。なるべく麻酔薬を使いたくない人などにはおススメです」と片平院長。

 ただし、これは反射を和らげる方法であって、吐き気を止めるものではない。酔って気持ちが悪い時にそんなところを押したら“ダム”が決壊するのは必至だ。使い方を間違えないように。 (長田昭二)

 

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