24時間化、ストレス…現代社会を反映? 新タイプの睡眠薬が登場 (1/2ページ)

2015.02.20

 脳の覚醒状態を抑えることで眠りやすくすることを目的とした新しいタイプの睡眠薬が登場した。これまでは睡眠にかかわる受容体を用いてきたが、新しい薬はオレキシンという覚醒を維持する神経伝達物質を標的とした。専門家は「生活時間が24時間化したことで、常に脳が不眠不休状態になっていることが開発の背景にあるかもしれない」と現代人の生活スタイルの変化が新薬開発を促している、との見方を示している。

 オレキシンを標的とした睡眠薬は、米製薬会社メルクの日本法人MSD(東京都千代田区)が昨秋発売した不眠症治療薬「ベルソムラ錠」(15ミリグラム、20ミリグラム)。オレキシンの受容体への結合をブロックすることで過剰な覚醒状態を抑制するという。これまでの睡眠薬はGABA、メラトニンといった睡眠にかかわる受容体に作用していた。

 オレキシンは筑波大の柳沢正史教授(筑波大国際統合睡眠医科学研究機構長)らが1996年に発見した神経伝達物質。脳の視床下部にある神経細胞で産生され、分泌が増えることで覚醒し、分泌が減ることで眠りにつくとされる。覚醒から睡眠へ脳の神経回路が切り替わる際にとても重要な役割を果たしているという。

 

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