肝疾患治療“最後の砦” 関西医科大学附属枚方病院・海堀昌樹さん (1/2ページ)

★関西医科大学附属枚方病院外科准教授・海堀昌樹さん(50)

2015.02.06


海堀昌樹医師【拡大】

 今回紹介する関西医科大学の外科准教授を務める海堀昌樹医師は、肝臓外科の領域で実績を重ねるエースドクター。肝がんを中心に、難度の高い肝臓疾患の手術にも積極的に取り組んでいる。

 特に、他院で「手術は困難」とされた肝細胞の進行がんにも、抗がん剤と分子標的薬を組み合わせた術前療法により、手術の可能性を模索するなど、「最後の砦(とりで)」として、決してあきらめない“攻めの治療”を実践する。

 と、こう書くと、手術至上主義、あるいは治療にしか興味がない−と思われがちだが、それは早計だ。患者の「生活の質」を優先し、快適で早い社会復帰が可能な療養環境の整備にも力を入れている。

 その最たるものが「ERAS(イーラス)」という治療プログラムの導入だ。術前の下剤投与や浣腸、術前術後の絶食など、従来、慣習的に行われていた医療行為を徹底的に見直し、無駄と判断された行為は率先して廃止する。これにより、療養環境が向上するだけでなく、社会復帰を早めることにもつながる。

 ただ、海堀医師はこうした取り組みをやみくもに取り入れるわけでもない。

 「ERASも、あるいは患者の身体的ダメージの小さい腹腔鏡手術も、“安全性”が確保されて初めて行うべき。安全性を度外視した“積極的治療”などあり得ません」と語るように、高度な技術と実績を持ちながらも、腹腔鏡手術の適用基準の厳格化を訴え、自らにもそれを課す。

 

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