足指から全身を整えよう 広げて、伸ばして健康長寿

2015.03.20


湯浅慶朗(著)『一生元気でいたければ足指を広げなさい』(ひとりでできるDVD付き)1500円+税、あさ出版【拡大】

 日々の生活の中で、「足の指」のことを考える機会はめったにない。体の中でも最も付き合いの少ない部位。そんな足指を「広げて」「伸ばす」ことで、一生自分の足で歩ける体づくりが可能だという。侮れない足指の意外な重要性に目を向けると…。

 腰痛やひざ痛、肩こりなどは、現代人にとって避けては通れない苦しみと考えられている。姿勢が悪いから、ストレスのせい、あるいは「年のせい」と決めつけている人も多いと思うが、じつは「足指」が大きく関係している可能性があるという。

 建物の土台がゆがんでいれば、上物にひずみが生じても無理はない。同様に人間の体重を支える足の裏が安定しなければ、バランスを保とうとして、ひざや腰などに影響が及ぶのも自明の理なのだ。

 なかでも重要なのが足指。逆立ちをすればわかるように、全体重を支えようとするときに、“指”は非常に重要な役割を担っている。

 しかし、現代人の多くは、知らぬうちに足指に無駄な負荷をかけ続け、変形を招いている。その結果、人間の体が理想とする姿勢が保てなくなり、関節各部や周辺筋肉が疲労を起こしているというのだ。

 これを指摘し、改善を呼びかけるのが、『一生元気でいたければ足指を広げなさい』(湯浅慶朗著、あさ出版刊)。

 著者は高齢者を対象としたリハビリ医療に携わる理学療法士。日々の臨床の中から“足指”に着目し、独自の研究から編み出した「ひろのば体操」を指導することで、全身症状に悩む多くの患者を救ってきたという。

 「ひろのば体操」とは、その名の通り、足の指を広げ、伸ばす運動(別掲)。これを1日5分実践することで足の指の機能が改善し、全身のバランスが整い、さまざまな不調が改善するというのが本書の骨子だ。

 著者の指導する「ひろのば体操」によって改善した症状は多岐にわたる。先に触れた肩、腰、ひざの痛みの他、下肢静脈瘤(りゅう)やむくみ、O脚やX脚、外反母趾や偏平(へんぺい)足、さらには顎(がく)関節症、冷え性など、一見“足指”とは無関係に見える部位の症状改善にも役立つという。

 もちろん、高齢者が心配する“転倒”予防にも役立つので、健康寿命を全うする上でも役立つというのがこの体操の売りだ。

 本書によると、次のような習慣が足指をダメにしているという。

 ・草履やげたをよく履く
 ・背筋を伸ばし、大股で歩く
 ・家の中では靴下かスリッパを履いている
 ・足の爪を短くしている

 「自分では気づかないまま、無意識に健康を害しているというのはとても怖いことです。でも、いざ足指を広げてみようと思ってもなかなか広がらないものなんです」と語るのは、あさ出版の井手琢人氏。

 「人間にとって“食べること”“寝ること”と同じくらい“歩くこと”は大切」と著者はいう。そんな大切な機能が、1日5分の簡単な体操で保てるなら、こんなお得な話はない。

 会社でも簡単にできる体操なので、今日からでも試してみてはどうだろう。 (竹中秀二)

 ■足指から健康になる「ひろのば体操」
 (1)イスか床の上に座り、片方の足を太ももの上に乗せる
 (2)足指の間に手の指を入れる
 (3)そのまま手をやさしく握る
 (4)足指を甲のほうへ反らす
 (5)足裏のほうへ曲げる
 (6)(4)と(5)を両足で5分間繰り返す

 

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