夏型過敏性肺炎 「長引く夏かぜ?」実はカビの仕業 (1/2ページ)

2015.06.25


脱衣所の木枠に要注意(写真はイメージ)【拡大】

 梅雨に入り、カビが繁殖しやすい時期。カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー性の肺炎を発症するのが「夏型過敏性肺炎」だ。放置していると毎年繰り返すだけでなく、次第に肺の機能が失われる。長引く夏のかぜ症状には要注意だ。

 【期間限定の症状】

 原因は「トリコスポロン」という種類のカビ。白や黄色っぽい色をしていて、室内の水回りなどの腐った木材を好んで繁殖する。「温度20−25℃以上、湿度60%以上になると急速に増殖する」と、池袋大谷クリニック(東京)の大谷義夫院長(日本呼吸器学会指導医)が説明する。

 「症状はかぜに似ていて、せきが出る、微熱が続く、何となく息苦しい。ただし、症状が現れるのはカビが増殖している夏から秋の期間限定。冬になると症状が治まるのが特徴です」

 本当のかぜなら2週間以内には治る。毎年決まって夏に、長引くかぜ症状が起こるようなら疑った方がいいという。

 【慢性化すると怖い】

 同じ家に住む全員が発症するわけではない。カビが放散する胞子を最低2年以上吸い続けていて、免疫抗体ができた人にアレルギー反応が起こる。だから専業主婦や高齢者など、在宅時間の長い人ほど発症リスクが高い。

 「もう1つの特徴は、アレルギー性の肺炎なので抗原(原因のカビ)から離れると症状が治まる。旅行などで3−4日外泊して症状が消えるようなら、さらにこの病気の可能性が高いです」

 ただし、胸のレントゲンを撮影しても呼吸器専門医でないと診断が難しい。適切に治療されずに放置されている患者は多いとみられている。

 

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