オールラウンドの地域医療を 北部セントラル病院・小林宣昭院長

★北部セントラル病院・院長 小林宣昭さん(74)

2015.09.11


小林宣昭医師【拡大】

 JR赤羽駅と東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅のほぼ中間。北部セントラル病院は、昭和23(1948)年に開院した前身の「小林医院」以来、オールラウンドの地域医療の提供に取り組んできた。

 院長の小林宣昭医師は、先代院長である父のあとを継ぎ、地元住民の健康維持に貢献してきたベテランドクター。

 大学卒業直後から、大学病院や都内の基幹病院に勤務しながら、非常勤医師として現在の病院で診療を続けてきた。医師としての地元赤羽との付き合いは、実に半世紀近くに及ぶ。

 74歳の今も、外来診療はもちろん、警察医や校医、企業の嘱託医、さらには老人保健施設の契約医など、数多くの職責を担い、席を温める暇もなく飛び回る毎日。「時間があったらゆっくり寝たい」と苦笑する。

 「おやじが内科医だったので、ケンカを避けるため」との理由で外科を選択。若い頃は小児外科医として活躍し、その後大学に戻って、病理科で後輩の指導に当たるなど、病院経営者となるまでの小林医師は、あちこちで「道草」を食ってきた。

 しかしこの「道草」は、父の教えでもある。

 「目的地に向かって、ただ歩くだけじゃもったいない。山や川の景色に見とれては立ち止まり、花の美しさに見とれては立ち止まる…。そんな道草が多いほうが、心が豊かになる−というのがおやじの考え方でした。自分のことを『道草野郎』と称していました(笑)」

 そんな父の思いを継いだ小林医師の「道草」は、大勢の同僚や後輩医師、多くの高機能病院や地域の開業医とのネットワークを構築し、今では医療提供体制の充実という形で、地元住民への貢献に役立っている。

 「病院経営はラクじゃない。そろそろゆっくりさせてほしいよ」と豪快に笑う小林医師。しかし、地域の人たちが引退を許してくれる気配はない。 (長田昭二)

 ■小林宣昭(こばやし・のりあき) 1941年、東京都生まれ。67年、東京医科大学卒業。同大附属病院、東京日通病院(現・小石川東京病院)、賛育会病院(小児外科)に勤務の後、東京医大病理科を経て同大医学部講師。71年から北部セントラル病院勤務。72年に副院長、90年に院長へ。医学博士。趣味は「たまに出かける妻との旅行」。

 

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