緊張で「頭が真っ白」ってどういう状態? 精神科医・ゆうきゆう先生に聞いた

2016.09.25

イラスト・メソポ田宮文明
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 「緊張で頭が真っ白になる」という人がいる。そもそも「頭が真っ白」というのは、どういう状態なのか。精神科医で心理学に関する著書多数、心癒やされるクリニックとして定評がある「ゆうメンタルクリニック」総院長のゆうきゆう先生に聞いた。

 「緊張して頭が真っ白になってしまう状態は、下地として過度のストレスがかかっているといえます」

 例えば「失敗してはいけない」というプレッシャーが、自分自身や他者からかけられることで、自分を追い込んでしまうときがある。このとき生じたストレスが強すぎると、発汗したり呼吸が浅くなったり心臓が痛くなったり、という身体的な症状が現れてくる人も少なくない。

 「こういった身体症状は、目に見えない部分で自律神経や脳の伝達物質がうまく機能しなくなった結果として現れるのですが、頭が真っ白になるのも実は同じメカニズムです」

 自律神経失調症や鬱の場合も、一時的な健忘症状があらわれることがあると言う。

 「突然のド忘れや頭が真っ白になるというのは、一見、大したことないものと思われがちですが、『過度のストレスがかかっている』というサインなんです」

 特に緊張しやすい人・あがり症の多くは、失敗を極端に恐れ、「失敗したら立ち直れない」「しくじったらおしまいだ」など、緊張する場面でかかる負荷が、他の人に比べて大きすぎるという。

 「しかし、この恐怖心は、期待感と表裏一体です。人生で重要なシーンは人それぞれですが、緊張しやすい人はもともと完璧主義であったり他人に見下されることを恐れる気持ちが強かったりするため、そういった場面が多くなってしまうのです」

 そのため、一番良いのは「失敗してもいい」と開き直ること。だが、恐らくそれは緊張しやすい人にとっては、難しいことでもある。

 ではどうすれば?

 「自分を少しだけだましてみることです。心臓がドキドキしてきたら、『緊張してきた』と思うところを、『ドキドキしてきた。ワクワクしてきた』と言い換えてみてください。実際、あなたの身に起きているのは同じことです。それを緊張ととらえるのか興奮ととらえるかは、“自分次第”なんですよ」

 ぜひお試しを。 =おわり

 

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